とりあえず手帳にあったやつ

少しばかりの絶望
少しばかりの快楽
あまりに遠い空
立ち去ったあの人

決して戻らない過去
流れ去る現在
否応なく訪れる未来

明日も確かに太陽は昇り
あまりにも近くにあったあの唇
常に足の下にある地面

歩く、右足の次に左足を前に出し
右足を前に出し
立止まり 振り返り
あまりに遠いあの場所
決して戻らないあの人